札幌でアシュタンガヨガするならスタジオミガクへ
アシュタンガヨガってご存知でしょうか?
ヨガが好きなんです!って人は聞いたことがあるかもしれません。でも、もしヨガをやったことがなかったり、スポーツクラブやヨガサークルでしかヨガをやったことがない、という方は聞いたことがないでしょう。今日はそのアシュタンガヨガを紹介します。
札幌でもアシュタンガヨガを体験できるスタジオはいくつかあります。スポーツクラブの中にはアシュタンガヨガをプログラムの中に取り入れているところもあるでしょう。
しかし、毎日アシュタンガヨガのクラスを開講しているヨガスタジオは、スタジオミガクをはじめ札幌ではほんの少しだけです。
アシュタンガヨガの総本山はインドのマイソールにあり、早朝からクラスが開かれています。ほんとに早朝で、最初のクラスは4時台スタートです。日本でそこまで早くからクラスを行うところは稀ですが、札幌では6時半からやっているところがありますよ。というか、6:30〜9:00くらいまでしかクラスをおこなっていません。夜のですか?いえ、早朝です。マジですか?マジです。この練習を週に5〜6回おこなうのが本来のアシュタンガヨガです。いくらかの犠牲を払ってでも(実際にそれが犠牲なのかはさておき)やってみたい方は、ぜひチャレンジしましょう。
アシュタンガヨガを解説する本格的な文章は最後に載せるとして、知らない人のためにいくつかの特徴をサラッと挙げてみましょう。
・アーサナ(ポーズ)の順番が決まっている
・その順番を正確に覚える
・6つのシリーズがあり、誰でも初めは1番目のプライマリーシリーズから練習する
・アシュタンガヨガに登場するアーサナは、普通のヨガクラスではやらないものが多い
・常に呼吸に導かれるようにフローする
・目線を定めるドリシティというものを重視する
・エネルギーを保持するためのバンダと呼ばれるコントロールも大切にしている
・マイソールクラスは他のヨガにはない練習の仕方で(まず他のヨガではあまり練習するって言わないですよね)、例えば6:30〜9:00までマイソールクラスをおこなっているところがあれば、6:30に行かなくてもいい。この時間内の好きなタイミングで練習を開始し、教わっているところまでを自分の呼吸のペースで練習する
サラッと挙げたこれらの特徴に従い何年も練習を重ねていくと、その真髄に触れる、または近づくことができる…かもしれない。
現代のヨガでは、懇切丁寧にポーズの指導をしてくれる先生を、「あの先生、いいね」ということが多いでしょう。でも僕は、アシュタンガヨガに関してはそれはあまり当てはまらないと思っています。むしろそういう丁寧な細かすぎる指導が、かえってアシュタンガヨガの真髄から遠く離れていくかっかけになるように感じています。アシュタンガヨガは典型的な「習うより慣れろ」です。最低限必要なやり方を学んだら、とにかく何度も何度も繰り返し練習するのです。今まで他のヨガをやってきた方も、それらのやり方に固執せずに一旦忘れるくらいのつもりで、教わったことに専念します。余計なことをしない・やろうとしないのがポイントです。
僕がアシュタンガヨガの実践を好む理由の一つは、他にはない集中状態に入れることです。周りで同じように練習している人がどれだけいようとも、まったく気になりません。完全に没頭できます。とても静かな、自分の呼吸音だけが響く世界です。意識は呼吸と体をただ見続けているような感じ。これは他のヨガでは得難い感覚です。先生の言葉を聞く必要がないし、アーサナが変わるたびに集中が途切れることもありません。それは上で挙げた特徴があるからこそです。
今日は何のアーサナをやるんだろう?
こんなのやったことなーい♪
道具を使うとやりやすい!
そういうヨガではないので、同じことを繰り返すのが好みではない人には向かないかもしれない。でもね、とりあえずやってみてください。好みではないと言っていた人でも、やっぱり好きかもしれない!となる人は結構多いのです。
札幌でアシュタンガヨガの実践の場を探している方、ぜひスタジオミガクのアシュタンガヨガクラスにご参加ください。駐車場もありますので、お車でもお越しいただけますよ。
マイソールクラスも、マイソールクラスに抵抗がある人のための初心者向けクラスもあります。
札幌でもアシュタンガヨガの良さを知る人が増えたらいいなぁと思い、毎日アシュタンガヨガのクラスを開講しています。
以下はアニー・ペース先生の書かれたアシュタンガヨガを表す文書です。ちょっと難しいですけど、読んでみてください。
“シュリ・K・パタビジョイスによって考案されたアシュタンガヨガ”
ヨガは人生の哲学であり、心身ともに活力に満ち溢れ健康な体をつくります。
アシュタンガヨガのひとつひとつのポーズを正しい順番で練習していくことにより、肉体、心理、精神といった、人体が潜在的に持っている能力を効果的に伸ばしていくことが可能になります。呼吸(ウジャイ・プラナヤーマ)、ポーズ(アサナ)、目の位置(ドリスティ)この3つを同時に正しく行うことで私たちの感覚とより奥深くにある意識をコントロールできるようになります。また定期的、献身的な練習を行うことにより、心身の安定を得ることができます。
「アシュタンガ」とはサンスクリット語で、ヨガの八支則を指します。これらは禁戒(ヤマ)、勧戒(ニヤマ)、ポーズ(アサナ)、呼吸(プラナヤーマ)、五感のコントロール(プラティヤハーラ)、集中(ダーラナ)、瞑想(ディヤーナ)、三昧(サマーディ)の8つの枝から成っています。このひとつひとつの枝はお互いを支えあっています。これは、呼吸を正確に行うためにはポーズの修得が必要であり、それができてはじめてヤマ、ニヤマを身につけることができる、といったように全てが繋がっているということです。最初の外部的な4つの枝(ヤマ、ニヤマ、アサナ、プラナヤーマ)をしっかりとマスターしていくことにより、内部的な後の4つの枝(プラティヤハーラ、ダーラナ、ディヤーナ、サマーディ)が自然と進化していくのです。
「ヴィンヤサ」とは呼吸と身体の動きを同調させることを指します。呼吸は一つのポーズから次のポーズへと動きを正確につなげる手がかりとなります。呼吸を通じ身体に入って来るエネルギーを外に漏らさないようにするテクニックである“ムーラバンダ”と“ウディヤナバンダ”を使いながら、呼吸と動きを同調させることにより、その結果体の中に非常に強い熱が発生します。この熱が筋肉や臓器を浄化し、体の中にたまった毒素を体外に排出させます。またこれと同時に有益なホルモンやミネラルが身体の中から放出され、汗が体の中に擦り戻されることにより更に体に還元されるのです。また呼吸がヴィンヤサをコントロールすることで、さらに効率のよい血液の循環が行われます。このような作用によって軽く力強い身体がもたらされてくるのです。
アシュタンガヨガのシステムは3つのグループに分けられています。プライマリーシリーズ(ヨガ・チキツァ)は体を浄化し、身体のゆがみを矯正します。インターミディエイトシリーズ(ナディ・ショダナ)は神経器官を浄化し、エネルギーの経路を開き、きれいにします。アドバンスドシリーズA、B、C、D(スティラ・バガ)はさらに高いレベルの柔軟さと謙遜的な姿勢を必要とし、ヨガの修練が持つ力強さと優美な面を統合します。
次のレベルのシリーズに進む前には、その前のレベルのシリーズを完全にマスターしていることが条件となり、ポーズが正確に順番通り行われていなければなりません。全てのポーズはその次のポーズへの準備となり、次のポーズへ移行するために必要な力強さやバランスを養うためのものであるということを忘れないでください。
呼吸について
アシュタンガヨガでは一定に連続した深い呼吸がとても重要視されます。呼吸が身体の動きを導くことで、動きがポーズを生み出し、それぞれの体の動きがなめらかに正確で完全に安定したものになります。
シュリ・T・クリシュナマチャリヤとシュリ・K・パタビジョイスは「呼吸は人生である」と説いています。呼吸は私たちが行う最も根本的且つ不可欠な行為であり、神聖な物として扱われています。吐く息は神へ向かう行為であり、そして吸う息は神から授け物をもらう行為であるというように。私達は最期に息を吐ききって死に到ります。これは最終的な神への完全降伏を意味しているのです。
練習について
努力無しには結果はありません。これまで西洋に紹介されてきたヨガのイメージとは違い、アシュタンガヨガは力強さやスタミナや汗をもたらします。この肉体的にハードな練習を続けることは大変な努力を必要としますが、その結果、身体中にたいへんなエネルギーがもたらされ神経器官は浄化され、ますます力強く生き生きとなっていきます。そして精神的にはますます明るく光り輝き、明瞭になっていくでしょう。
「みるもの全てに神をみることができるようになる。」とシュリ・K・パタビジョイスは言っています。練習を重ねることでのみ、私達のグルがいつも言っていることの真理を感じ取れるのです。
「全ては神である。」
アシュタンガヨガを学ぶ際には、必ず伝統的な方法でトレーニングを積んだ先生から学ぶようにして下さい。正しい方法でトレーニングされた先生からのみ、心身を傷つけることなく安全で安定した練習を行うことができるのです。
アシュタンガヨガ研究所
シュリ・K.パタビジョイス/Director
シャラート・ラングスワミー/Assistant Director
住所: #235 8th Cross,3rd Stage
Gokulam,Mysore 570002
Karnataka,India
以上の文章はシュリ・K・パタビジョイスの承認を受けた上でアニー・ペースが作成したものです。
この文章は一切の変更無しでの場合のみ、再配布が可能です。