札幌のヨガスタジオ ミガクで体調に合わせたヨガを
札幌市東区のヨガスタジオ ミガクの小林です。
僕はアシュタンギなので、毎日ヨガをします。除雪の時間が長引いたときは、練習時間は短くなりますが、それは自分の中でOKにしています。日によっては1時間以上かかる除雪時間を考慮に入れると、起床時刻が不規則になり、そのことの方が体調に良くないと思うからです。
何年にも渡って毎日のようにヨガをしていると、当然ですが体調の良い日も悪い日も経験します。僕は腰や膝が痛くなることがちょくちょくあるので、その痛みに辟易する日もあります。それでも、基本的にはヨガをします。
調子が悪いから今日はやめとこう。
気分が乗らないからやめよう。
身体が重いからやめよう。
腰が痛むからやめよう。
やらない理由はいくらでも作れます。とても痛む日はいつもの練習はできないこともあります。軽いギックリ腰になっとときとか。
でも、調子が悪い日にもやっておくと、良いこともあります。
例えば、身体がすごくダルい・重いと感じている日に練習を始めると、動いているうちに体はダルさがなくなるし、重さも感じなくなることがあること。あれ?これって重だるかったのは体じゃなくて気持ちだったのか?って思います。
例えば、腰の痛む日に練習をすると、普段の元気なときには気づけないことに、たくさん気づけること。呼吸とともに動くことが、どれだけ身体の負担を軽くしてくれるのか。動きの中で、背骨のカーブをどのタイミングで戻せば腰への負担が少なくなるのか、など。
ヨガのインストラクターをしている人で、調子の悪い・体が痛む日にはヨガをしない、という人がいたら、なんて勿体ないことをしているんだ、と思います(もちろん程度によりますけど)。せっかくのチャンスなのに。クラスに来てくれる人にするアドバイスを実体験を伴った言葉で話せるのに。もしやらなかったら、「無理しないでください」としか言えないですよ。
アシュタンガヨガってどうしても敷居が高く感じるかもしれません。運動量が多いんでしょ。ポーズが難しいんでしょ。それは完璧にやろうとすれば、確かにそうかもしれません。でもね、いつも言っていることですが、できるやり方でいいんですよ。最初は太陽礼拝だけでいいんです。呼吸と共に動けるようになるには時間がかかるかもしれません。前屈では膝を曲げたり、チャトランガではうつ伏せにならないとできないかもしれません。カッコ良くなくていいんです。そのポーズで自分のどこかが刺激されて、何かを感じられればそれで充分です。
うちでは『はじめようアシュタンガヨガ』というクラスを設けていますが、それよりもマイソールクラスの方が断然いいです。ほんと圧倒的にこっちの方がいい。まったく人のことを気にしなくていいですから。このやり方に慣れたら、体調がイマイチでも、どこかが痛くても、そのときの自分の調子に合わせてヨガができます。こんなにいいクラスのやり方はないと思いますよ。ポーズの順番を覚える必要はありますが、そんなん誰でも覚えられます。覚えられないと言っている人は、ただ怠惰なだけです。
なんか『はじめようアシュタンガヨガ』より『はじめようマイソール』の方がいい気がしてきた。来月から変えようかな。