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2021/02/19 ブログ
とあるマンションの塀の上

昨夜のクラス前に急にクルマーサナをやりたくなりました。床から踵を持ち上げたところ…

 

痛い

なんかちょっと痛いよ

顎が痛いってどゆこと?

 

 

…って、また君かーっ!

 

存在感の薄いマウスガードが顎にめり込んでいましたとさ。

 

 

 

 

まずはお知らせです。

23日(火・祝)は下記のスケジュールとなります。

 

8:50〜9:20 朝ヨガ

9:40〜11:10 アシュタンガヨガ ビギナー(90分ver.)

11:30〜13:30 ハーフレッドクラス+マイソール

 ※ 18:00〜マイソールは休講

 

ビギナーグラスを90分やります。今度こそフィニッシング全部やりたいです(前回できなかった)。

開始時刻がいつもより20分早く、終わる時刻も10分遅いです。お間違えのないようにお気をつけください。

 

 

 

ヨガ講師の僕の根っこにあるのは、やはり整体師なんだと思います。まずは体を整えて、それが他の部分にも良い影響を及ぼすようになったらいいなぁ、という考えが柱として存在している。だから、整えヨガではじっくり適切な体の使い方を探るし、ヨガのポーズを通して、自分の体を知り、仲良くなって欲しいと思っています。

 

ただ、長年培ってきた体の特徴や癖は、そんなに簡単に変化を受け入れてはくれません。体とは、その人の生きてきた歴史であると思うんです。単に姿勢がどうであるとか、仕事上の多い体勢がどうであるとかだけでなく、その人の経験してきたこと、生きてきた環境や食生活、考え方や価値観、優先順位など全てが体に染み渡り、形作っている。それは現在進行形で。だから、週に1回アーサナを1時間くらいやっただけで、ガラッと変わるなんてことはあまりない。もし変わったとしても、体だけの変化に留まっていたら、ヨガを止めればまた元に戻ります。変化が体以外の部分にまで及んで初めて、それが定着するのでしょう。

 

せっかく体のことを気にかけているんだから、食べ物のことを見直してみよう、とか。タバコやめてみるか。ジャンクフード減らそうか。たっぷり醤油やマヨネーズかけてたけど、少し減らすか。もう少し野菜食べようかな。などなど。

 

だったら生活習慣を見直してみようか。ネットサーフィンを10分早く切り上げて、布団に入ろう。その分早起きして太陽礼拝を5回だけやってみるか。

 

いつもなら腹を立てているところで、無理やりでも口角上げてみるか。人の悪口言うのもやめよう。使いもしないものを溜め込むのやめて、今度の休みに手放そう。

 

そういえばこの前、クラスでカルマヨガがどうたらこうたら言ってたな。何だっけ。検索してみよう。なになに?「結果に執着せずに行為に専念する」よう分からんな。今度聞いてみるか。

 

 

こういう感じで、初めは体のことだけだったものが、意識を向ける範囲が日常生活に広がっていき、それを続けることで、いつの間にか良い変化が訪れ、それが定着していくと理想的です。それは、短期間めちゃくちゃアーサナに没頭するより、細くてもいいから長く続ける方が、このような意識の変化は起こりやすくなる気がします。

 

いつかはアーサナをやらなくなる日が来るでしょう。だけどその日までに、一時的な単なる体の柔軟性に留まらない、新しい良い習慣を身につけておけば、きっとそれ以降の人生はより良いものになると思います。

 

何か一つでもできそうなことはありますか?