選択
Amazonの創業者でありCEOでもあるジェフ・ベゾスさんが言っていました。
優しさは「選択」である。
これを聞いたとき、目の前が明るくなった感じがしました。僕は自分が優しくないことを知っているので、優しい人を見ると憧れるし、自分も優しくありたいと願っているのです。
だけど、優しさとはどこか才能みたいな感じがしていたんです。優しい行いのできる人は、もともとそういう人なんでしょ。僕が初めてヘッドスタンドをしたときに普通にできたように、身体能力みたいなものなんでしょ、と。
優しくあろうと努めれば、少しずつ変化はしていくだろうと思っていたのですが、それって何となく具体性がなく漠然としていると感じていました。そこにこの「優しさとは選択である」が、ガツンと僕の心に響いたのです。
漠然とした「優しい人」になろうとするのではなく、今の優しくない自分でもできる「優しい選択」をすればいいんだ。日々、大小の選択を迫られますよね。その都度、自分にできる最良の選択を続ければ、結果的にそういう人に近づけるのかもしれない。
他人に優しい。
自分に優しい。
動物に優しい。
環境に優しい。
対象は何であれ、できる限り優しい選択をしよう。
多分、身体能力のように、根っから優しい人もたくさんいると思うんです。そういう人はきっと、僕には思いつかない優しい選択肢を持っているのだろうし、選択すら必要ない場面もあるのかもしれない。でも僕はいきなりそんな人と同じことはできないし、無い袖は触れないので、自分の思いつく中での最適な選択をしようと思う。
人によって、場面によって「優しい」の定義は変わってくるだろうから、自分が相手のことを思って選んだ「優しい選択肢」が必ずしも正しいとは限らない。間違いもたくさん犯すだろうけど、それでも選んでいくしかないですよね。
どんな目標であれ、具体的な一歩の踏み出し方が分かると、目の前が開けます。僕の未来はちょっとだけ明るくなった気がします。言葉ですべてを表すことはできないけれど、それでも言葉の力って誰かを助けてくれるなぁと改めて感じたのでした。
次は桜が咲くっぽい