いつものアレ
自宅から定山渓までサイクリングしました。Googleマップで見ると片道30kmだそうです。往復60kmくらいですが、走る人は100〜200kmくらいの距離を走るので、僕なんかはまだまだひよっこです。
札幌の人はご存知でしょうが、定山渓までのルートって、限られてるんです。もう何十回も車で通っている道です。だいたいのアップダウンやカーブ、定山渓までの距離感は頭に入ってるんです。すると、いつものアレが出てきやすくなります。
『先を見る』
これがよく知らない道なら、今走っているところのことを見ていればいいのですが、もう頭に入っちゃってますから。
もうしばらく行くとかなりの登りが続くぞ。
あそこを過ぎたら、あれが来て、そしたらあとこれくらいあるな。
とかね。しんどい登りが続いているときとか、まだまだ到着しないことを知っているので、「もうこの辺でいいかな」「帰ろうかな」という考えが頭をよぎったりする。
冬の除雪とまったく同じです。駐車場に大量に降り積もった雪の全体像を見ていると、ため息しか出ない。やりたくねー、ってなる。
だけど、一漕ぎすれば前に進むし、スコップで雪をかけばその分は減る。ただそれだけのことなんですよね。
しんどいときは、先を見ない。先を見ていることに気づいたら、今を見る。これはpracticeなんです。頭で分かっているだけでは意味なくて、practiceをなんども何度も繰り返して、今を見る習慣を身につける。
知らない道でも、上り坂はしんどいし、向かい風はきつい。そのことには変わりがないんだけど、よく知っている道だからこその難しさがあります。
そういう自分の難しさと向き合えるのを面白いと思える人にはアシュタンガヨガは向いているかもしれない。そういう難しさは、アシュタンガヨガ以外にはないですから。
今回のサイクリングには目的地がありました。気になる美味そうなアイス屋さんがあるんですよ。登り続けて疲れて食べるアイスは格別だぞー、とウキウキして到着してみたら、休みでした。定休日は調べてたんですけど、緊急事態宣言中はお休みにしていることを把握していませんでした。
ちゃんと話にオチができたので、まぁ良しとしよう。
プルプル…
ちっきしょーーーーーっ!!!