初心者ほどマイソール
久しぶりに大通公園に来ました。ベンチに座って時間を過ごして気持ちの良い公園。そんな公園が近所にあったらいいなぁ。
正直に言います。僕には良くないなぁと思いつつ、求められるままにやっていることがあります。それは、初心者がカウントに合わせてアシュタンガヨガをすること。そういうクラスをやっています。他の先生がどのように考えてやっているのかは知りませんが、僕は良くないなぁと思っています。
ハタヨガにおいて一番大事なことって何ですか?と聞かれたら、僕は「呼吸」だと答えます。その人がその時点でできる最良の呼吸をすることが大事です。
だけど、カウントに合わせてアシュタンガヨガをやったことがある人は、例外なく全員が経験しているのがこれ。
「自分の呼吸と合わん」
まだ息を吐き終えていないのに、吸いながらの次の動作を促されたり、自分は吐き終わって次の吸気で動きたいのに声がかからなかったり、太陽礼拝のカウントに呼吸が合わなかったり。呼吸を止めてカウントを待ってる人もいるでしょ?
それを合わせるための練習がレッドクラスでしょ、と言われそうですが。肺活量はみんな違うし、呼吸の深さも長さも違う、そんな人たちがどうして1つのリズムに合わせないといけないのでしょう。
1つのアーサナでも、楽にできる人がいれば、呼吸もままならないほどキツく感じている人もいる。そんな人たちがなぜ同じ時間のキープを求められるか。
自分以外の何かに合わせられなくなる柔軟性の欠如は、確かに良いものではないと思います。自分のペースは持ちつつも、必要に応じて柔軟に合わせられる方がいい。それはほんとそう思います。
だけどそれは、まだ自分の呼吸のペースで練習することが身に付いていない初心者のやることではない。ある程度の実践を積んできた人が練習することだと思うのです。
アシュタンガヨガをやるなら、自分の呼吸を大切にできるマイソールスタイルが断然いいです。アーサナの順番や正しいヴィンヤサを覚えずに、言われるがままにやってる方が楽です。でもそれは、アシュタンガヨガではなくて、アシュタンガ風のエクササイズです。
単にエクササイズをしたくてスタジオに来ている人もいるでしょう。そんな人には残念なお知らせですが、おそらく僕は近い将来にカウントのクラスをやめます(日曜日のLEDクラス以外)。完全なマイソールスタイルではないけど、初心者にも取り組みやすいクラスはやるかもしれません。いずれにせよ、マイソールスタイルで練習するための準備クラスです。
そこまでしてアシュタンガヨガは…という人は、他のクラス・ヨガをお勧めします。
今日はそんなお知らせと決意表明のブログでした。