アーサナが好きなら

2021/10/07 ブログ
丘珠緑地?

「そのとき、男は女の腕を掴んだ」

 

という描写があったとしましょう。どんな風に掴んでいるのを想像したでしょうか。

 

『掴む』と言われて、指先を引っ掛けている姿を想像する人はいないと思うんです。アシュタンガヨガに出てくるアーサナに、足の親指を掴むものがありますよね。ちゃんと掴んでますか?掴もうと努力してますか?

 

 

「バインドする」という言い方で聞くこともあるかと思います。バインドといえば、紙をファイルしておくときに使うバインダーですよ。あとは、スノーボードのブーツを板に固定するために巻き付かせるようにしているパーツ。あれは「バインディング(日本語読みでビンディングとも言います)」ですね。どちらもガッチリ掴んで放さないようになっているでしょ。

 

「手首を掴む」と言われて、本気で掴みにいってますか?どうやったら掴めるだろうかと試行錯誤を繰り返していますか?手首は掴めないから指でクラッチしときゃいいか、と簡単に諦めていませんか?

 

 

こういうところだと思うんです。めちゃ地味なことだけど、それをやらずして難しいことをしようとしても、できそうにないでしょ?

最後の3フィニッシングのヨガムドラーになってから必死になっても右手で親指は掴めないって。

 

 

ジャーヌ・シルシャーサナのカウントを思い出しましょう。

 

サプタ(7) ジャンプ・スルー

アーサナのセットをして

 

アシュトウ(8) 吐いて前屈

 

ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ

 

ナヴァ(9) 吸って上体起こして

そのままの状態で吐く

 

ダシャ(10) アップ(両手でマットを押して体を持ち上げる)

 

エーカダシャー(11) チャトヴァリ ジャンプ・バック※(最後に解説あり) チャトランガの体勢になる

 

という流れがあります。アシュタンガヨガをやってない人にはチンプンカンプンだと思いますが。

この「ダシャ(10) アップ」を毎回がんばってやってますか?これに努力を割かないで、「ジャンプ・スルーってどうやるんですか〜??」って100年早いですよ。

 

 

もう一度言いますが、一つ一つの小さな地味なことを適当にしていると、その先にあることはできないよ、ってことです。九九を覚えていない子は「16×3」は解けないでしょ。

 

 

あ、誤解のないように言っておきたいのですが、これはアーサナをできるようになりたいと思っている人に対して言っています。アーサナはそんなにがんばらなくていいんだ、と思っている人は、無視してください。いつも言ってますが、難しいアーサナができることと、ヨガの深まりは関係ないと思っています。難しいアーサナをできることと健康も関連性はないと思います。

 

ただアーサナを好きでやっている人で、地味なことを「ま、いっか」とやっている自覚のある人は、明日からすぐに改めましょう。

 

 

 

掴むと言われても簡単には掴めない人はいます。何も努力しなくても最初から掴める人もいます。だから、そういうことではないです。分かってもらえると思いますけど。

 

 

ちょっと厳しいでしょうか。厳しいと感じる人はどうぞ遠慮なくスルーしてくださいませ。

 

ではではまた〜。

 

 

 

 

※チャトヴァリはサンスクリット語で4のことです。太陽礼拝を思い出してください。4つ目の動作であるチャトヴァリのときはチャトランガになっているでしょ。なので、エーカダシャー(11)でジャンプ・バックしてチャトヴァリの体勢になりましょう、というカウントです。

僕は面倒臭いので、省略して言ってます。すみません。