憧れ

2021/12/01 ブログ
冬やな

尊敬する人物は誰か?と聞かれ、しばらく考えた後に出てきた答えは、

 

南波六太(ムッタ)

 

でした。漫画『宇宙兄弟』の主人公の一人です。日々人(ヒビト:六太の弟)も好きだけど、それ以上に六太が大好きで、尊敬しています。

 

 

 

先日のブログに書いた「アレンジは最低限にね」は、以前は特にそうだった、ということです。最近はだいぶ「好きなようにやってくださいませ」です。たまにクセの強いやり方の人を見かけることがあるのですが、そんなときは「どうしてそうやってるんですか?」と聞くようにしています。そして、いちおう僕の考えを伝えます。それでもやり方を貫く人は、「強いこだわりがあるのだろうな」と判断してそれ以上は何も言いません。そんな感じでやってます。

 

 

15年くらいアーサナをやり続けてきて、いろいろと変化したことはあります。その中で今もっとも「変化できて良かったな」と思えるのは、『パドマーサナ』です。日本語名は蓮華座というやつです。

 

僕はとにかく股関節を開くことが苦手で、やり始めた頃はパドマーサナが組めませんでした。すごく無理をすれば組めなくはなかったのですが、1分もやれば膝が痛くてキツくて、すぐに解かないとならないほど。そんな調子なので、アシュタンガヨガを始めた頃は、(片脚と両脚のパドマーサナが何度も登場するので)こりゃ無理だなと思いました。

 

プライマリーシリーズの中で最初にパドマを組む『アルダ・バッダ・パドモッターナーサナ』は、今でも慎重に取り組みます。雑にやると、簡単に膝を傷めるからです。最初のこれを丁寧にやっておくと、あとはだいたい大丈夫になります。

 

そんな感じでやり続けた結果、日によって調子の良し悪しはありますが、良ければ一時間くらいパドマーサナを組んでいても平気になりました。このことが他のどの変化よりも嬉しいのです。パドマーサナが無理なく組めれば、プラーナーヤーマに集中できるし、心を鎮めて座ることができます。どこかが痛むようでは集中を維持するのが困難になりますからね。

 

ほんとはもう一つ、シッダーサナで長く座れるようになりたいのですが、僕の脚ではまだ難しいです。だけどプライマリーのあのアーサナを適切に練習し続ければ、いつかは…と願っています。

 

正直言って、アーサナの上達への熱量は昔ほど多くはありません。基本的なことができて、心身の調子を良い状態に保てるならそれで充分と考えています。そのためには、まだまだプライマリーシリーズの練習は続けたいと思う今日この頃です。

 

 

アーサナで体を変化させないといけないとか、変わるべきとは思っていません。だけど、こうなったらいいなぁと思っていたことが実現すると、とても嬉しいし、練習するのが楽しくなります。楽しければ続けられるし、続けられればいつかは何かが変化します。僕の股関節は、牛歩の歩みですがそれを教えてくれます。何年かかるか分かりませんが、いつかはシッダーサナを楽にできるようになりたいです。

 

 

 

※シッダーサナを知らない人は、一体どんな難しいアーサナなんだ?と思われるかもしれませんが、検索すればすぐ分かりますが、「え?これ?」っていうようなアーサナです。ヨガをやったことない人でもできる人はたくさんいると思います。