初めてのこと
ちょっと寝坊したけど、サッカー日本代表のスペイン戦を観戦・応援しました。0-1で負けている時点では、ただただ「がんばれー!」って応援するような祈るような気持ちでしたが、同点、そして逆転してからは、心臓の鼓動が変わるのを感じました。ドクン、ドクン、ドクンとひとつひとつの鼓動が大きくなって、緊張してくるんです。後半の40分を過ぎてからは、ドキドキドキドキがずっと続いて。
終わったとき、「やったーーーっ!!」と一気に気持ちが解放されました。そしてその後、それまでの気持ちの高まりが穏やかになったんです。今までたくさんのスポーツの名場面を目撃してきましたが、初めての経験でした。
ドイツ戦での前半を観終えたとき、「こりゃダメだな」と感想をもちました。圧倒的な差を見せつけられた気がしたからです。だけど、そこからの逆転劇。
こりゃ決勝トーナメント行けるぞ!と喜んだのも束の間、あんなにフラストレーションの溜まる試合はない、ってくらいの酷いコスタリカ戦。一気に気持ちは萎みました。ここで勝っておかないと、スペインは無理でしょ、って。あのスペインですよ。無理無理無理無理。
ドイツに勝ったのさえ僕は奇跡だと思いました。実際には監督・選手たちからしたらプラン通りだったのかもしれないけど、少なくとも僕はそう感じた。そんなことは二度は続かない。続くわけないと思った。
なのにねぇ。
前半をあれだけスペインにやられたのに。
誰も諦めてないんだもん。
スポーツに初めて励まされました。興奮とか感動とか驚きとか歓喜とか、いろいろあります。だけど、励まされたことはなかった。よく「勇気をもらいました」とか言ってる人を見ますが、「意味わからん」と少し冷めた気持ちで見てたんです。だけど、初めて言えます。
励まされました。
ありがとうございます。
まだこれからチャレンジは続きますが、ひとまずお疲れさまでしたと言いたいです。限界まで走ったと思います。国を背負って戦うW杯の重圧と連戦で、心身ともにボロボロでしょう。だけどまだ応援させてくれ。
がんばれーーーっ!