整えの威力
昨日、地下鉄に乗ったのが久しぶり過ぎて、改札を通過するとき(乗車時)、チケットを改札に通したのに、それを取るのを忘れました。
中学の修学旅行で東京に行ったとき、券売機の(おそらく)カードを挿入するところに、千円札を入れようとしていたクラスメートを見て、「おいおい恥ずかしいことやってんな」と思ったのですが、昨日の僕はそれに匹敵したと思います。チケットを取らずに悠々と、堂々と、颯爽と歩いていったのですから。
ヨガスタジオミガクでは、大まかに分けて2つのヨガをやっています。「整えヨガ・ヨガ ベーシック」と「アシュタンガヨガ」。整えヨガをやっている人からすると、「アシュタンガってあの難しいやつね」であり、アシュタンガをやっている人からすると、「整えってあの易しいやつね」となります。
整えヨガにいつも出ている人が、「今日はアシュタンガに」ってことは、まずありません。だけど、逆はあるんです。いつも整えヨガに出ている人からすると、「おや?なんか気合い入った服装の人がいるぞ」と思ったら、だいたいそれはアシュタンガをやっている人です。面積少ないタイトめな服装で整えヨガに来ると、若干浮きます。
で、たいていアシュタンギーニが整えヨガ(やヨガ ベーシック)に参加すると、その次にマイソールに来たとき「筋肉痛や」と言われます。「今日は整え(ベーシック)だから楽勝でしょ」な気持ちで来ると、地味にやられます。
整えヨガだから、アシュタンガで練習するアーサナよりは易しいですし、運動量も少ないです。だけど、アシュタンガではやらないことをやるし、意識して体を使ってもらうので、普段は刺激されない(使われない)部位が働かされるのです。
アシュタンギーニもたまには整えヨガや、ヨガ ベーシックをやってみるといいですよ。おもしろいと思います。
最寄り駅に着いて、正直に「地下鉄に乗るのが久しぶり過ぎて、チケット取るのを忘れました」と申告したら、親切な駅員さんが「今日はいいですよ」と通してくれました。若干「イタい奴やな」という目で見られていた気はしますが、ありがたかったです。