抑制と増強
鎌倉殿の13人がおもしろいと何人もの人に聞いていました。年末に5時間くらいの総集編をやっていたので、そんなに言うなら、と観てみたら、ほんとにおもしろかった。
この時代の政に関わる人たちって命懸けですね。
今日の整えヨガが終わり、参加してくれた人と話していたら、「いつも力が入ってしまう」と言っていました。この方が言っていたのは、肩の力みのことです。これはみんなが通過するものだと思います。
何かの本で読んだことですが、その運動に慣れて余分な力みが抜けてくるのは、「長期抑制」というシステムで行われているらしいです。長期抑制ではシナプスの受容体の数が減ってくるので、シナプス間の伝達が減り、その結果、余分な筋肉の働きも起こらなくなるそうです。
※シナプスというのは、神経細胞であるニューロンと次のニューロンの接合部のことです。シナプス間には隙間があって、前のニューロンから神経伝達物質が放出され、次のニューロンのそれを受け取る部分である受容体と結合すると、それが活動電位に変換されて、またピューっとニューロンを通って次のニューロンへと向かいます。
なので、受容体が減れば次のニューロンに信号が伝わらず、運動は起こらない。
…って、こんな説明で分かりますか?分からなければググってください。
ヨガに限らずこういうことは多々ありますよね。ただ、肩の力みに関して言うと、これだけではありません。力みにより肩を持ち上げてしまう場合と、肩甲骨を下げようとする力を使わないから、肩が上がって力む場合があります。同じことっちゃあ同じことですけど。
肩甲骨を下げる意識は、受容体が減るどころか、逆に増えて欲しいくらいです。そういう回路が繋がるまで、何度でも意図を持って練習しましょう。
たまにはこんなちょっと難しめな内容もありですね。…ですか?
鎌倉殿(かまくらどの)を「かまくらでん」と読み、鎌倉という立派な建物があって、そこで働く13人の人たちの話だと、割と最近まで思っていました。おもしろいよと教えてくれた人に「かまくらでんの…」と口を滑らせてしまい、笑いながら訂正されたことはみんなには内緒にしておこう。