整えヨガ
人が映っている写真をブログに使ったことがほとんどありません。そもそもスマホの中に人が写っている写真は数える程度しかありません。なんか人にカメラを向けるのが苦手になったみたいです。というより、人づきあい自体が苦手なだけですけど。…なのになぜこの仕事を。
水泳って代表的なものは4つの泳法しかありませんよね。何だったら4つすらやらない人もいます。なぜ飽きないのでしょう。長く続けておられる方は多いと思います。
オープン当初から続けている「整えヨガ」というクラスがあります。ここ数年、サウナブームで「整った」という表現をよく見聞きするので、ちょっとミーハー感を感じてしまいますが、この名前はそのブームよりは長いです。
元々は整体をやっていた僕が、ヨガで心身を整えて欲しいとの思いからつけたものです。この理念ありきのヨガスタジオミガクなんです。それなのに、ちょくちょくそれが蔑ろにされることがあります。僕自身に、です。その理由の最大のものは「いろいろやらな飽きてまうんじゃないかな?」とか、「つまらないかな?」という参加してくれる人たちへの配慮です(それが実際にありがたい配慮になっているかどうかは微妙)。
身体を整えようと思ったら、全身へのアプローチが必要です。単なるパーツの寄せ集めではなくて、各部分が関連しあって一つの全体となっているから。もちろん心も含めて。その身体を、呼吸の助けを借りながら、ひとつ一つを伸ばし、緩め、ほぐし、動かし、働かせ、引き締めて整えていく。こういうことをやりたいのですが、なにせ地味なんですよ。アーサナの名前がないようなポーズや動作もあります。本当は毎回これらをやりたいんです。整えるために。だけど、「飽きるかな?」「つまらないかな?」の思いが出てくる。そして、「もっと派手なことやった方がいいかな?」「やったことないアーサナやらなあかんかな」となり、どんどんしんどいクラスになっていく。
最近、そういうのに違和感を覚えるようになってきました。整えヨガに派手なこと要るか?と。そんなにいろんなアーサナやらなあかんか?と。このクラスは週に一度(二度や三度の方がいいですけど)、自分を整えるための基礎クラスです。言い方はどうか分からないですけど、一旦リセットして、良い状態に戻していつもの場所に帰ってもらうためのクラスです。動いて動いて大汗かくのもいいのですが、まずはこっちを大事にしたい。
あと、このクラスで僕ちょっと喋りすぎですね。身体の使い方を言い過ぎてる。傷めないように守りたい気持ちと、適切な場所に適切な刺激を与えたいからなんですけど、それにしてもtoo muchやと思います。少し控えめにします。
初心者にもやさしいクラス。それが整えヨガ。それを徹底させます。動きに物足りない方は、「ヨガ ベーシック」にご参加ください。このクラスも最近ちょっと派手アーサナが登場しがちですが、それは遊び程度にしときます。
どんなヨガであれ、「集中」の心地よさが僕がヨガをする最大の理由です。みなさんにも集中を味わって欲しいなぁ。