得意の裏側に潜むもの

2023/03/12 ブログ
氷

すぐ近くのスーパーに『豆乳たっぷりスンドゥブ』という3分レンチンするだけで食べられる商品があります。お手軽で美味いので、結構食べました。多分30食以上は。

密閉された容器に豆乳に浸された豆腐が入っているのですが、その蓋のシールには「開封時の豆乳の飛び散りにご注意ください」と注意喚起の文言があります。なので当然注意して開封するのですが、9割の確率で飛び散ります。びしゃーっと。

注意が足りないのか、下手なのか。

 

 

 

自分でやってても思うし、みなさんの練習を見ていても同じように思うことがあります。

 

好きなこと(得意なこと)の練習が、苦手なことをより苦手にさせることがある。

 

得意なことを練習するのが好きな人と、苦手克服の練習が楽しい人、どちらも好きという人もいると思います。僕は圧倒的に苦手克服の練習が好きなタイプです。「いや、みんなそうでしょ」と言われるかもしれませんが、苦手なことを克服しようと練習しているようで、実は得意なことの延長線上にある「今はまだできない(得意方面の)こと」を一所懸命練習していたりします。なのでベクトルは同じです。それがダメだなんて言ってませんよ。ただそういうことがある、というだけの話です。

 

で、その得意なことの延長線上にある今はまだできないことを頑張って練習していると、それに必要な力や柔軟性は養われるわけです。その結果、得意なことの裏側にある苦手なことが、「あれ?なんか(余計に)やりづらくなってきたぞ」となることがある。得意と苦手が身体的に相反関係になければそんなことは起こらないんですけど。

 

僕はどちらでもいいと思っています。得意なこと方面をどんどん伸ばしていくのも、得意と苦手をバランスよく磨いていくのも。ただ、あまりにもバランスの崩れが大きくなると、それは身体的には好ましくないでしょう。姿勢が悪くなったり、痛みが発生したりしますので。

 

得意や苦手は、元々その人の体に備わっていたものだったり、生活習慣や普段の姿勢などによって身につけた(ついてしまった)後天的なものもあります。良く言えば個性です。悪く言えば悪癖でしょうか。悪癖に気づくことはヨガをする上で大切なことだと思っています。気づいた上で、それを克服したいと思うか、そして実際にそのように努めるかどうかはその人の自由でしょう。

 

 

裏側に何が潜んでいるのか。そんなことを考えるのもおもしろいですよ。