パドマーサナ②

2023/04/21 ブログ
二代目デビュー

二代目サーキュレーターがとても良い。

先代はどうにも動けなくなってしまったので引退してもらい、この度、二代目としてこいつを迎え入れました。先代より良いのは『弱』が絶妙に弱くて、音も控えめなところ。これならクラス中に稼働してても気にならない。これから10年頑張ってもらいたいです。

 

 

 

昨日に引き続き、パドマーサナ②です。

パドマーサナにやりづらさを感じている人は、昨日書いたように股関節周りの筋肉のかたさが原因であることが多いです。それは地道に柔らかくしていくしかありません。がんばりましょう。はい、終了。

 

…ではなく。

動画でこんなの観たことある人いませんか?

 

「手を使わずにパドマーサナを組む人」

 

僕みたいなのからしたら、どうなんってんの?って驚きでしかない。

 

「え、そんなの毎回やってるけど」

 

そうおっしゃる方もおられることでしょう。はいはい。ウルドヴァ・パドマーサナとか、カランダヴァーサナとかでね。確かに手を使ってない。素晴らしい。だけど僕の言ってるのはそれじゃなくて、座位です。ウルドヴァ・パドマーサナやカランダヴァーサナは脚自身の重みを利用してますよね。そうじゃなく、長座から手を使わずに脚を持ち上げて、パドマーサナを組むんです。いま検索したら、easyogaのYouTubeで中村尚人先生がやってました(https://youtu.be/Qu-uDs-FJZA)。

 

僕が以前見たのは外国人の実演でしたが、中村先生にしても僕が見た外国人の先生も、手を使わずにパドマーサナを組むとき、共通していることがあるんです。それは何か。

 

おいおい。今日はパドマーサナが苦手な人のためのブログじゃなかったのか?そうなんです。そのための前置きがあるんです。最後まで読んで。

 

中村先生も動画の中で話してますが、両手を後ろについて(手はついてもつかなくてもどっちでもいい)、「身体を後ろに傾ける」んです。理由は2つあって、その1つが中村先生が話していることに近いですが、上体が起きたままだと、脚を引き寄せる筋肉が縮み過ぎて力を上手く発揮できない。そしてもう一つが大事なんです。

 

これはこの前やったバックべンド講座で話したことですが、「骨盤と大腿骨の関係性を利用する」です。参加された方は覚えているでしょうか。キャット&カウで実感してもらったアレです。骨盤を前傾させると大腿骨は内旋し、骨盤を後傾させると大腿骨は外旋する。理屈は、骨の形状や動きを理解していないと分からないでしょうが、そんなことは分からなくても実感はできる。

 

手を使わないでパドマーサナをする人は、(僕が見た人たちは)必ず上体を後ろに傾けてました。つまり骨盤を後傾させることで大腿骨が外旋しやすい環境を作っている。もう少しシンプルな骨盤のイメージとしては、坐骨を絞るようにする。

 

パドマーサナの股関節は外旋でしたよね。それが苦手なら、まずは大腿骨が少しでも外旋しやすい環境を作ってあげないと。僕は今でもやってます。今日は股関節がかたいな、と感じた日は、パドマを組むときに必ず骨盤を後傾させてから慎重に大腿骨を回すようにする。そしてもう一つ付け足すなら、体全体を使って組もうとします。股関節だけではなくて、体全部です。これはもうイメージでしかないので役立つかどうか分からないですけど。

 

微々たるものかもしれませんが、その少しの動きが僕みたいなパドマが苦手な者にとっては助けとなります。

 

ただしこれも注意点があります。骨盤後傾は足を反対側の鼠蹊部に置くところまでは役に立ちますが、骨盤を元の坐骨が立ったポジションに戻すときには、細心の注意が必要になります。理解できていれば予想できるかもしれませんが、骨盤を立てれば、大腿骨は内旋を始めるということ。そのときにすねの骨(脛骨)が固定されていると、膝関節で捻りの力が加わってしまうのです。内旋しようとする大腿骨と固定された脛骨の間の関節である膝は捻られ、内側半月板は圧迫を受けるし、外側の外側側副靱帯はストレッチを受けます。これがパドマーサナで膝を痛めるほとんどの原因だと思います。

 

難し過ぎる話ですよね。すみません。言葉で書くとこんなことになってしまいます。これを避ける方法は多分2つで、1つは脛骨も一緒に回す。鼠蹊部に乗せた足の裏を天井に向ける方向に回す。もう1つは、骨盤を立てても大腿骨は内旋させないように努める。

 

まったくもって伝わってる気がしない。というか、訳わからな過ぎて読まれてすらいない気もする。

 

 

パドマで苦労してて、文章では分からん!という方はスタジオで質問してください。

 

 

 

 

「バックベンド」と入力すると、僕のiPhoneは僕を嘲笑うかのように、『おいおい、君の書きたいのは「バックバンド」だろ?なんだよ「バックベンド」って。ふふふ、しょうがない奴だなぁ』と勝手にバックバンドを勧めてきます。バンドマンちゃうねん!