枠の中でご自由に
読み終えた本をBOOKOFFに持っていきました。めっちゃ重かったのですが、3,000円くらいになったので気分は上々です。
芸人のオードリーの若林さんが言っていた(らしい)ことを読みました。
『他人への否定的な視線は、結局自分に返ってきて、人生を楽しむ選択肢を奪うんですよね。
今は、文化祭のステージではしゃいでる人たちを体育館の隅から小馬鹿にしていた過去の自分を振り返って、「随分と損をしてきたなぁ」と思います。』
これ、ほんとそうですよね。僕は今でもそういう節があるので、気づいたときに「嫌なやつになってるぞ」って言い聞かせるようにしています。
誰だって自分の「好き」を否定されたくないですよね。だったらシンプルに他人の好きを肯定すればいいだけだと思います。自分はそれは好きじゃないな、と思うことはありますが、わざわざ否定して、その人の気分を害することはない。
最近も僕は、「否定してしまったかも…」と後で反省したことがありました。ヨガに対して真面目になり過ぎるところがありまして、ついつい「そうじゃないよ」と言ってしまいます。
例えばアシュタンガヨガのアーサナの順番やヴィンヤサを間違えていれば、それは「そうじゃないよ」と正しいやり方を教えます。これは否定ではありません。
僕がやってしまいがちなのは、おそらくその人はそれをやりたくてやっている、または、好きでそうやっている、というシチュエーションで、「そうじゃないよ」と言ってしまいがちなんです。
そういうことがある度に、「そうじゃなければいけない理由があるか?」と自問します。答えは「ない」です。アシュタンガヨガというシステムを紹介するのが僕の役目であって、教わった人がそれをどのように楽しもうとその人の自由です。
もちろん、それぞれのメソッドには目的も、それをする理由もあります。だけど、それを知った上で「いや、自分はそういうのはいいんで」という人は、それを採用しなければいい。
器が小さいもので、ついつい小言を言ってしまうことがありますが、基本的に「好きなように楽しんでください」というスタンスでいます。否定的な視線にならないよう気をつけます。
もし否定されたような気分にさせていたら、すみません。