どんな関係性を望むのか

2023/06/02 ブログ
昨日

先日スーパーに行ったところ、久しぶりに卵を見たのです。「おおっ、ついに発見!残り2パック!」と思ってすぐに手に取ればよかったのですが、そこはケチの小林。値段を確かめてしまったんです。ふむふむ298円か。高ぇな。いやしかし、もう卵の値段はこんなもんだと割り切るしかない。なんて考えること5秒くらい。ほんの数秒逡巡したせいで、両サイドから音もなく現れたくノ一2人にサッと持って行かれてしまいました。戦じゃ。

 

 

 

僕はよく「身体を傷めなければ、どんなやり方でもいいんですよ」と言います。逆に「身体を傷めたくない」ともよく言われる。

 

まったく反対のことを言いますけど、傷めていいんですよ。そりゃ誰だって嫌でしょうけど、傷めたらダメなわけじゃない。

 

アーサナで身体を傷めることを失敗とするなら、「傷めたくない」は「失敗したくない」と同意でしょ。失敗しないで上達することなんてあり得ます? 大きく失敗しなければいいだけで、小さくたくさん失敗すればいいんです。小さな不快感や痛み、それらの身体からの信号を見逃さず、そして、自分の欲深さや虚栄心に負けなければ、大きな失敗はめったにない。だから、どんどん小さな失敗をして、改善していきましょう。

 

このことを考えるときに(過去にも書いてるでしょうけど)、僕はいつも人間関係を思います。誰かと良好な関係を築いていきたかったら、当たり障りないことやってても仲は深まらないと思うんです。その人のことをもっと知りたいと思ったら、踏み込んだり踏み込まれたりすることがあるでしょう。軽く傷つけ、傷ついたりしながらも、お互いを理解していく。たまにはすごく傷つくこともあるでしょうけど、それで離れてしまうこともあるし、より深まることもある。

勉強とかでも同じことですね。

 

どうでしょう。アーサナにおける自分の身体との向き合い方と似てませんか?

 

もちろん、「いや、深い関係は望んでないんで、知り合い程度で結構です」という方もいますよね。それはそれでいいので、アーサナは無理をしないを第一に、当たり障りなくやっておけばいいと思います。

 

 

とは言え、深めたいけどやっぱり痛めたくない、を望む人にできるアドバイスとしては、とにかく「一気に距離を縮めようとしないで、ちょっとずつ」といったところでしょうか。

 

初対面で、「はじめまして。小林です」に対して、「よーコバちゃーん!最近どうなん?」って肩組んでくる感じだったら、こいつの距離感どうなっとんねん、と僕ならちょっと引きます。急がず少しずつね。

 

 

どんな親密度を望むのか。それによって取り組み方は変わって当然だと思います。

 

 

こんな考え方なので、できるだけ余計な口出しはしないでおこうと努めています。大きく傷めてしまいそうなやり方をしている人には、「それをしていると、こうなる危険性はありますよ」と伝えます。それを理解した上でやりたい人は止めません。傷めてしまったら、そこから学んでやり直したらいいし、傷めなかったらそれはそれで万々歳。

 

ただね、僕はほら元整体師で、クラスは少人数制でしょ。見えてしまって、ついつい言っちゃうんです。すみませんね。もう遠慮なく「うるせー」って言ってくれていいですから。適切に失敗してもらえるよう鋭意努力します。

 

 

 

明日のマイソールは混んでて、いつも混んでる日曜日は珍しくガラガラです。え?日曜日なんかあるんですか?