何のため
日曜日の朝マイソール後に山下さんに(山下さんと言えばこの人 https://youtu.be/dQjOfrJ2XnY?si=XenJvqH61s3k6pbx )、外食をすることはあるか聞きました。その答えは、
「何のために」
でした。
え?え?どゆこと?「何のためにそんなことを聞くのか」ってこと?それとも「外食なんて何のためにするんだよ」ってこと?頭の中が一瞬でグルグルグル〜っとフル回転してるうちに、次の言葉が来ました。
「インドカレー美味いっすよね〜」
日々ってほどではないですけど、月日の経過とともにヨガに対する考えは変化していってます。ヨガに限った話ではないんですけど。
一時期の僕は狂信的なまでにオールドスクールなアシュタンガヨガを良いものだと思っていたし、今でも僕の理想のアシュタンガヨガの基本的な部分はあの時のまま何も変わっていません。オールドスクールなアシュタンガヨガは現代のものみたいな洗練されたアーサナの感じはないのだけど、アシュタンガヨガの本質にとても近い感じがするのです。
アシュタンガヨガを始めたばかりの人には、なるべく基本を崩さないように伝えます(アーサナのやり方云々ではなく)。最初が肝心ですから。だけど、ある程度の経験がある方に対して思うことは、「好きにやったらいいと思う」です。その方々の多くは、もう僕が言うまでもなく基本が身についているのだから。その基本を知った上で、「自分は今はこうやりたい」「これをする必要がある」とその時の自分に合わせた練習をすればいいと思います。誰に何の気を使うことなくやればいいです。一呼吸でやるべきところでも、必要があればじっくりと時間を掛けて準備してもいいし、フルで練習していた方がハーフまでにしてもいいと思う。セカンドをやっていた人がプライマリーだけになるのもいい。整えヨガやパワーヨガをやったっていい。自分で考えて、「自分が何のためにやっているのか」に合わせて選んでヨガすればいいと思う。あ、それはヨガの経験に関係なくですけど。
僕は僕のヨガをします。他人のためにやってないので、自分が良ければそれでいいんです。やりたいことをやりたい分だけ、やった方がいいこと・必要なことを必要な分だけやります。プラーナーヤーマもやるし、静かに座ることもある。
正直に言えば、マイソールという名前でなくてもいいとすら思っています。自分で自分のやるべきことが分かっているなら、何をどれだけどのように練習したっていいんです。セルフプラクティスという名前に変えてもいいです。
あなたのためのヨガをやってくださいね、と思う今日この頃です。許可は必要ないけど、相談してくれたら僕も理解できてありがたいです。
小林「外食することあるんですか?」
山下「何のために」
ではなかったのです。
小林「外食することあるんですか?
山下「ナンのために」