影響

2023/12/26 ブログ
朝の空

「明日から3日間、札幌は電気を止めます」

 

という情報を伝え聞いたAさんはお隣のBさんに伝え、Bさんはお隣のCさんに伝え、Cさんはお隣のDさんに伝え、Dさんはお隣のEさんには伝えなかった。…としたら、A〜Dさんまでは冬の停電に備えるため、すぐに何らかの行動に出るでしょう。だけどそれを知らされなかったEさんは、何もしない。みなさん、何を慌てているのかしら?って感じで。

Dさんまで伝わってきた言葉の影響を受けないんですね。

 

 

手を置いてアジャストなりサポートなりをしているとき、僕はこの伝言ゲームを感じています。

 

深い呼吸ができている人は、呼吸の波がちゃんと伝わってくる。

 

浅い呼吸の人は、呼吸の波が届いてこなかったり、届いてきても小さな波だったりします。

 

「伝わる」とは「影響を受ける」ということだと僕は思っています。呼吸が伝わらないところには、呼吸の影響も届かない。

 

僕は自分でアーサナの練習をするときは、呼吸の影響を届かせることを必ず意識します。狭いよりは広く。小さいよりは大きく。それは、呼吸の影響が大きいと感じているからです。

 

 

だけどこれは良くも悪くも、とも言えます。呼吸の影響の一つは「圧」なので、アーサナのやり方やその人の身体によっては、呼吸の圧が負担になることがある。なので、雑な感覚で呼吸をしないで、繊細に感じて、微調整をしながらやった方がいいです。

で、「圧」ということはバンダの影響ももちろんあって、これも適量を探った方がいいのは言わずもがな。

 

 

呼吸を味方につけるかどうかはあなた次第です。普段意識してない人はやってみるとおもしろいですよ。

 

 

では!