線は、僕を描く

2023/12/29 ブログ
いつもの場所

今日のマイソールには車で来る人がいないと分かっていたのと、自宅にたまっていた段ボールを捨ててから出勤したかったのとで、珍しく車でスタジオに来ました。

帰り、自宅近くになって、まぁまぁ大きな声で「あっ!」って言いました。自分が歩いて帰っていることに気づいたからです。まぁよくあることですよね。ね?

駐車場に愛車が停まってたのになぁ。

 

 

 

先日のマイソール後に、真似できないジャンプバックをする彼が言いました。

 

「動きよりほんの少し先に呼吸を開始すると、いい感じなんですよねー」

 

お、おおう。。

それ、何年も前に僕が言ったり書いたりしてたやつ…と一瞬思いましたけど、そんなことはどうでもいいんです。Yさん自身がいろいろ試して見つけ出してくれたことが、とても嬉しい。

 

Yさんの練習は一般的なアシュタンガヨガのペースと比べると、スローです。ゆっくりじっくり。僕はYさんにはほとんどアジャストをしません。たまにサポートする程度です。見ていたら分かるんです。ゆっくりじっくりの練習の内側で、絶え間のない試行錯誤が行われていることが。そんな練習にアジャストなんて必要であろうか。要らないよ。

 

アーサナの形がどうであるとか、やり方がどうだとか、どうでも良いとは思っていません。だけど、そのもう一つ奥のところで行われていることが良ければ、やり方や形に口を出すのは愚かなことだと思います。

 

 

 

数日前、Netflixで映画を見つけました。それは2〜3年前に読んだ小説が原作のものです。その中で、水墨画の先生が弟子である主人公にこんなことを言っていました。

 

「自分の線は自分で見つける

そうして見つけた線が、また自分を描く」

 

(映画『線は、僕を描く』より)

 

これを聞いて、アーサナの練習と同じだ、と思いました。みなさんはどう思いますか?

 

 

 

明日は年内最後のクラスです。マイソールは若干名入れますので、ぜひ練習に来てください。

 

ほなっ!