練習日記

2024/04/21 ブログ
早朝散歩

昨晩寝つけなくて、もう寝れる気がしなかったので、2時過ぎに暗い中でスマホでYouTubeを開きました。そしたら、『快眠』系の音楽を山ほどお勧めされました。

スマホ、恐るべし。

 

 

 

数日前の朝、マットに立ち、いつものように太陽礼拝から始めようとしたとき、ふと、いきなりウルドヴァ・ダヌラーサナ(ブリッジのこと)をやったらどう感じるんやろう?と思ったのです。起きて、歩いて出勤して、掃除して、着替えて、いきなりウルドヴァ・ダヌラーサナ。ちなみに僕は得意な方ではありません。

 

1回目。

持ち上がりますけど、予想通り超かたい。こうなることは想定内だったので、意識することの最優先は身体を守ること。そして骨盤(股関節)をニュートラルに保ち、腰仙部に負担を集中させないこと。中〜下部胸椎にある伸展(反ること)制限のあるところをいかにして動かすか。ミリ単位の微調整をします。首・肩周りはリラックス。ハムストリングを少しだけ働かせよう。うん、悪くない。

 

そんなアレコレをやるために、猛烈に集中して感覚器官と身体を目覚めさせる。呼吸はしません。浅い呼吸とかじゃなくて、止まってるじゃなくて、意図的に止めてます。まずは呼吸の動きが邪魔になるので、それをない状態にして、必要なことに意識を集中させます。

 

呼吸止めていいのか?

止めたらマズい人(血圧の関係とか)もいるでしょうけど、僕は支障がないし、ないようにやっているので問題はないです。お勧めするわけではありませんけど。これは、別の言い方をすれば、呼吸を止めてまで集中しないとできない程度のレベルだということです。本当にウルドヴァ・ダヌラーサナに熟達した人であれば、いきなりやったとしても、呼吸は自由にできるでしょう。僕にはできない。なので、自分にできるようにやっているだけです。

 

「呼吸ができる範囲のことをして」とはよく言われますよね。たまにヨガをする(週に一度とか)くらいの人はそうしておいた方がリスクは少ないと思います。呼吸を止めておこなうことのリスクを理解できているか。また、呼吸を止めて無理をしているときの身体の反応を感じられるか。その反応に気づいたとき対応できるか。日常的に呼吸を止める(クンバカ)を練習をしているか。それらがないうちは呼吸を止めてアーサナをすることはお勧めできません。

 

 

30秒くらいその状態で探り、よしOKとなってから徐々に呼吸を広げていきます。いきなり深めずにちょっとずつ。呼吸を伝えていく場所を探りながら、そのときの身体の秩序を乱さない程度の深さと広がりで。欲張るな、自分。

 

2回目と3回目は普通通りにやって、最後はカムアップ。うむ、いきなりやったにしては悪くない。

 

 

アーサナ中に呼吸が止まったり浅くなるのは、単に習熟度が浅いだけです。例えばマリーチ・アーサナDで初めてバインドできた人が、いきなり深い呼吸をできるかと言えば、それは難しいでしょう。

 

バカーサナBを呼吸を止めずに、普段通りの呼吸で涼しい顔してできるようになったら、それは熟達したということでしょう。

 

僕はそのような指導法をしませんが、現代のアシュタンガヨガでは、できないアーサナがあればそこで止められ、それができるようにならなければ、次はやらせてもらえません。もし僕がそのやり方で指導するとすれば、基準とするのは呼吸だろうなぁと思っています(形が取れているのは最低条件として)。それが熟練度を示すと思うので。

グルジも言っていたようです。「マインドが静かになったときが、そのアーサナに熟達したということだ」と。

 

 

 

今日は僕の練習日記でした。これはアシュタンガヨガの練習ではなく、ただのウルドヴァ・ダヌラーサナの練習です。誰かにとって悪い参考になりませんように。

 

 

 

 

YouTubeにお勧めされた「睡眠のためのクラシック音楽」を流しながら、眠りにつきました。寝れてるやん!