あちらとこちら
先日、めっっったに来ないウグイスが庭に来ていて、それはもうハッキリと「ほーほけきょ」って言ってました。抜群の滑舌で。
鳴き声だけで人を振り向かすことのできる珍しい鳥ですね。
僕はいまだに、人のアーサナを見てカッコいいなぁと憧れます。100%アシュタンガヨガなんですけどね。よく考えてみると、アーサナ単体というより、「アーサナに入っていくところや、そのアーサナからヴィンヤサへと移行していくところも含めて」に惹かれているようです。
アーサナは見た目じゃないよ、とはよく言われます。あまりに見た目にとらわれ過ぎて内観が疎かになると、無理して身体を痛めるかもしれない。求める美しさに到達できなければ、その苦しみが生じることもあるでしょう。
だけどねぇ。カッコいい方が惹かれますよねぇ、実際。そんなアーサナを見てアシュタンガヨガをやりたい!と始めた人は結構いるんじゃないでしょうか。始める動機としてはいいけど、いつまでもそんなのを練習するモチベーションにしてしていてはいけない、と言われるかもしれない。ん〜、そうかなぁ。僕は全然いいと思うんだけど。やりたいことが何であれ、それが続ける動機になるならいいやん。
と、アシュタンガのカッコよさを持ち上げといてなんなんですけど、逆もまた大好きです。見た目の良さなんかなくても、何と言ったらいいんでしょう…。そうだ、馬力だ。通じないですかね。僕には馬力という表現がしっくりくるんですけど、力強い呼吸とともにどんどん進んでいくアシュタンガを見ると、「おお〜っ」と圧倒すらされます。
カッコいいヴィンヤサには惹かれるけど、正直に言えば「カッコつけてんなぁ」と感じることもあります。シンプルなカッコ良さと、こねくり回した鼻につく感じの違いというか。「そういうの要らんねん」と言いたくなる。
そんな薄っぺらいカッコよさなんかぶっ飛ばすくらいの力強さ。それにも大変惹かれます。
ヨガ哲学的なことを考えてみたり、カッコよさに惹かれてみたり、カッコよさを超える力強さに「最高だ」と思ってみたり、いろんな自分がいますね。あっちに行ったり、こっちに来たり、楽しんだり、落ち込んだり、がんばったり、妥協したり、受け入れたり、足掻いたり、行きつ戻りつ、そんなことを繰り返しながら自分にちょうど良いものが見つかればいいんじゃないでしょうかね。
書いてることぜーんぶ主観です。毛ほども気に留めなくていいです。ただそう思うってことを書きたくなっただけです。
明日も明後日も花粉が多いんですってよ。春、楽しめねー。