土に水を。

2024/05/08 ブログ
観葉植物ではない

眠れないのでブログを書こうと思った次第です。

 

 

 

スタジオの観葉植物に水をあげていて、「こういうことかもなぁ」と思ったことを書きます。

 

だいたい2年に一度くらいの頻度で土を取り替えます。取り替えたばかりの土はとても柔らかく、水をあげると、たっぷりと蓄えてくれる感じがあります。

 

ですが2年目になる頃には土はかたくなっています。毎年替えた方がいいんじゃない?と思って何人かの人に聞いたんですけど、毎年は替えない方がよいとのことでした。

 

そんなかたくなった土に、仮に500mlの水をあげるとしましょう。

 

500mlの水を一気に鉢植えに注ぎ込むと、水は土を素通りするかのように、隙間から下の水受けみたいなトレーに流れ出ます。

 

今度はゆっくり少しずつ、同じ500mlの水を注ぐと、同じ量の水を注いだのに、下のトレーに流れ出す水の量はぐんと減ります。

 

このことが分かってから、面倒なんですけど少しずつゆっくり注ぐことにしています。2年目の土なので。

 

柔らかい土なら特に気を遣わなくてもいいんだけど、かたくなった土の場合は少しずつゆっくり。これって呼吸のことじゃないですか?単純に土のかたさは身体のかたさとも言えますが、それだけではなくて、「かたさ」とは「緊張の度合い」とも言えるように思います。身体が柔らかくなった人でも、深く身体を曲げたり捻ったり反らせたりすれば、その深さに応じて緊張度合いは高まります。そんなときに一気に水を流し込むように息を吸おうとしても、身体は空気を蓄えてはくれません。というか入ってこない。

 

かた〜く絞った雑巾にバケツで水をぶっ掛けても浸み込まないけど、ちょっとずつ水を垂らすように掛けていけば、ちゃんと浸み込む。そんな感じと同じだと思うんです。

 

なので、ただ呼吸を頑張るんじゃなくて、その時の自分にとって適切なペース、量を微調整するような呼吸を探るのがいいんじゃないでしょうか。良い呼吸は良い集中力を生み出します。良い集中は心の働きを鎮めてくれると感じています。何が良いのかはご自分で確かめて見つけてください。

 

そしてもうちょっと言うと、呼吸だけじゃないと思います。アーサナが自分に馴染むには力づくではダメでしょ、ってことです。一気にじゃなくちょっとずつ。

 

 

僕はヨガの練習の何が好きかと聞かれたら、真っ先に「集中」と答えます。緊張を伴うようなガチガチの集中ではなくて、程よい緩さを伴った心地よい集中。目線は揺るがず、呼吸の音を聞きながらの集中。それが大変心地よいなぁと感じるのです。

 

 

 

 

30分ほど書いてみましたが、むしろ目が冴えてきました。さてどうしよう。