冬の話

2024/12/13 ブログ
雪捨て場

冬の3話。

 

みなさんは冬用に何かお召し物を新調されましたか?僕はしました。昨年からあったらいいなぁと思いつつも手を出さなかったあれ。それは長靴。問答無用のおじさんと呼べる年齢になり、スタイルより機能性を取るようになりました。履いてみて分かる、その素晴らしさ。踏み固められた歩道が1人分の狭さで、向かいからも人が来たとき、一瞬の躊躇もなく雪道に突っ込めるのですよ。ワンダホーです。

いいぞ長靴。いいぞ、おじさん。

 

 

僕には毎年冬にだけ会話するおばあさんがいます。早朝に雪かきをするこの時期だけ、新聞配達のおばあさんと挨拶をします。昨日も「お久しぶりですね〜」って話しました。時間との闘いでもあるのですが、おばあさんが立ち止まって話しかけてくるので、しばし手を止めてお付き合いします。

人によっては、そんな年齢になってまで働かなきゃいけないなんて嫌だ、という人もいるでしょう。僕は反対の意見です。この年齢まで働ける場があることが、とても羨ましい。身体が許す限りは、働かせてくれる場があるうちは、いくつになっても働いていたいなぁ。

 

 

 

最後はダークサイド出しますよー。

昨日みたいにしっかり雪が降り積もった日の翌朝、ダークサイドに堕ちたコバヤシが現れます。今日が休みであってもスタジオに来てやらにゃならんのです。毎年のことですが、今シーズンも車道の除雪業者との闘いのゴングが鳴りました。

 

道路にも雪が降り積もる。

車が通って踏み固める。

道路の除雪業者が、踏み固められた雪を剥がし、道路脇に寄せる。

家、マンション、施設、道路脇に建つすべての出入り口が、その瓦礫のような雪で塞がれる。

 

この流れですね。スタジオには2箇所の駐車場出入り口を作ってあります。出入りしやすいようになるべく広く開けています。そこに、どっさり置いていかれます。特に玄関前の出入り口側は毎年酷いです。

ラブ&ピースなヨガインストラクターなら、「業者さま、いつもお疲れさまです。ありがとうございます」と、愛・感謝な発言をするのでしょうが、闇堕ちしたダークサイドコバヤシは「ざっけんなっ!!」です。怒りのパワーをエネルギーに変えて瓦礫を崩すのです。例年ならスコップで崩したりできるんですけど、今年はまだその動作で肩が痛むので、必殺のネリチャギを喰らわせています。通勤で前の道路を運転中のドライバーが引くくらい、ネリチャギを爆裂させています。え?ネリチャギって何?韓国の鍋料理です。熱々のネリチャギを雪の塊に「お食べ〜」って、そっとかけてあげるんです。なわけないだろ。テコンドーの蹴り技です。別名「かかと落とし」です。運転中のドライバーになったつもりで想像してみてください。道路脇の雪山に鬼の形相でかかと落としを連発するおじさんの姿を。怖すぎる。自分でも怖いけど、今はそれしか手段がないのです。

 

 

 

冬の話でした。

ばいなら。