後屈の基本
Threadsで見つけたどこかの寺院に貼り出されていたらしい格言。
はい、すみません!ごもっとも!
アーサナのやり方や、身体の使い方の正しさってあると思います。「唯一の正しさ」があるとは思っていませんが、ある程度共通して正しいことはあると思う。
だけど、みんながみんなその正しいやり方が必要だとは思いません。僕もまだまだ試行錯誤の日々で、「この人にはどこまでの正しさを伝えるべきだろう」ということに悩みます。とりあえず言ってみて、「ああ、まだその時じゃなかったな」ということはしょっちゅうですし、「この人には求められてなかったな」ということもよくある。
英語の発音みたいなもので、英語の教科書を音読するときに、日本語英語の発音であれば、ある程度音読できても、正しい発音で音読しようとした途端、うまくできなくなることはあると思うんです。正しいやり方でやろうとすれば、それまでなんとなくのやり方でできていたものが、できなくなる。場合によってはかなり困難になる。
なので、本人がどこを目指しているのか、それ次第だと思います。なかなかできるようにならない悔しさや歯痒さ、時には悲しさやガッカリする気持ちを経験してでも、やれるようになりたいのか。それとも、そこまでは求めていないのか。おもしろそうと興味をそそられるのか、そうでもないのか。
4月29日(火・祝)に開催する特別講座『後屈の基本』は、あくまでも後屈の正しさを伝えるクラスです。今回、アシュタンガヨガの練習生に対象を絞ったのは、後屈の中でもウルドヴァ・ダヌラーサナが基準だからです。ハタヨガのクラスではそこまでやりませんから。
主に
・腰の守り方
・脚や肩の使い方
・道具を使った胸椎の開発方法
などの後屈に必要な基本を見直します。ウルドヴァ・ダヌラーサナを正しくやると、結構難しくなります。だけど、それに必要な繊細な感受性や柔らかさ、強さを養っておければ、カポターサナにも繋がります(ほとんどの人はやらないかもしれないけど)。知識として知るためだけに参加してもいいですし、ステップアップするための参加ももちろん大歓迎です。
ただ残念なことに、僕の手術した左肩と、除雪中に滑って転んで手をついたときの手首の痛みが、ウルドヴァ・ダヌラーサナを邪魔してきます。僕自身は良い手本になれないと思いますが、やるべきことはしっかり伝えます。
あまりお気軽に、とは言えませんが、興味のある方のご参加をお待ちしております。